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鈴木 一彦
日本機械学会論文集,A, 45(399), p.1373 - 1382, 1979/00
定常機械荷重作用下で繰返し熱荷重を受ける構造物の挙動を決定する際に降伏応力の温度依存性に関する情報をどの程度必要とするかを、二本棒構造解析モデルについて検討した。その結果、大部分の荷重状態に対しては最高温度あるいは最低温度での降伏応力値のみにより挙動を決定できることが示された。しかし、ある荷重状態(たとえば低機械荷重)およびある温度依存性を示す材料では、これらの値に加えて、サイクル途中の温度域での降伏応力値ならびにその一階導関数の値が必要となることが明らかとなった。更に、二本棒構造での解析結果を円管に適用する際の有効性についても検討した。